第21回日本口腔筋機能療法(MFT)学会学術大会

2023年10月18日、19日(歯科衛生士 西本 / 歯科衛生士 山田)
日時:2023年10月18日、19日
会場:有楽町朝日ホール
大会テーマ:MFTの本質からのさらなる歩み
2日間の日本口腔筋機能療法(MFT)学会に参加していろいろなことを学びました!
ヤマダ矯正歯科でも口腔習癖の除去のための新たなトレーニング(MFT)を取り入れてます。
「『まねっこ』からはじまる子育て・口育て
~歯科衛生士が支援できる乳幼児の口腔機能へのアプローチ~」
講師:宮坂乙美さん(中村キッズデンタルパーク)
宮坂さんの講演では、口腔機能不全のチェックポイントだけでなくどのように観察し、見つけ出すのかを教えていただきました。また、口腔機能不全の原因を掘り下げ、乳幼児の口腔機能を知り、0歳から歯科保健指導を行うことの大切さを学ぶことができました。当院内でも活用できるよう、スタッフ全員で取り組んでいきます。
舌突出癖を伴う開咬症例に口腔筋機能療法を行い
咬合の回復に寄与した症例
近藤芽依[1]、
内山沙姫[2]、
石井武展利[2]、
末石研二[2]、
西井康[2]
[1]東京歯科大学水道橋病院 衛生士部、
[2]東京歯科大学歯科矯正学講座
ヌーナン症候群患児に対する
矯正歯科治療に並行した口腔筋機能療法の成果
安藤和代[2]、
麻川由起[1]、
岡田美穂[2]、
山田幸子[3]、
山本桜[2]、
中谷文香[2]、
谷本幸太郎[1]
[1]広島大学大学院医系科学研究科歯学矯正学、
[2]広島大学病院口腔健康発育歯科矯正歯科、
[3]広島大学病院特殊歯科総合治療部言語治療室
舌挙上の誘発によるいびきの軽減を狙う床装置の開発
久保円佳[1]、
齋藤晶子[2]、
齋藤猛博[3]、
井上高暢[1]、
櫻井薫[1]
[1]こばやし歯科クリニック/東京都江戸川区、
[2]アルファ矯正歯科クリニック/埼玉県和光市、
[3]サムデンタルラボ/埼玉県新座市
当院における患者指導方法の最適化の取り組み
永徳有希子[1]、
末次佐都美[1]、
若江皇絵[1]、
森下格[2]
[1]はなえ矯正歯科/福岡県久留米市
[2]天神矯正歯科クリニック福岡/福岡県福岡市
患者にMFTを必要とする担当医師とMFT担当歯科衛生士との連携
~担当制の勧め~
銀座並木通りさゆみ矯正歯科デンタルクリニック81
坂本紗有見、
寺田典絵、
佐藤晶子、
井上江リ子
田松先生の講演では、MFTに関わる口腔周囲筋の種類や機能、付着部位を学びました。
「構音障害とMFT」
講師:武井良子さん(昭和大学歯科病院リハビリテーション室)
言語聴覚士の武井さんの講演では、発音時における適切な舌の形態や動きを学びました。また、歯科で私たちが行えることも明確に知ることができました。
適切な音を作るために必要な舌 🟰 お皿の舌
・横に広がっている
・真ん中に溝がある
・舌が丸い
・縁がある
歯科でできること
「形態」を整える→発音のための環境整備
・形態に問題があっても構音の改善は可能
・携帯異常により構音の改善に限界がある場合も…
・よい形態の方が構音訓練はやりやすい
口腔機能全体の育成→発音のための土台作り
・歯磨き
・口唇の運動:頬ふくらまし、ぶくぶくうがい
・舌の運動:舌を前に出す(平らな舌)、横に動かす、挙上させる
・摂食嚥下:口唇閉鎖して咀嚼・嚥下する、奥歯で咀嚼する、舌で咽頭へ
過度の叢生のある患者様など抜歯せずに歯を並べることは可能なのです。しかし、口元が飛び出て口をとがらした状態になり、正常に口を閉じにくくなることがあるのです。その場合、小臼歯などを抜歯し正常な口元に改善するのです。詳しくはこちら
成長期は、矯正治療においてはすごくメリットがある時期なのです。詳しくはこちら↓