矯正治療とは?

不正咬合において、何が問題で歯科矯正治療が必要か考えなければならない。

まず、不正咬合とは、顎顔面、歯などが、なんらかの原因でその形態、発育、機能に異常をきたし、その結果、正常な咬合機能(咀嚼)を営み得ない咬合状態の総称であり、その機能を回復するために歯科矯正治療が必要になります。

不正咬合の種類

  • 叢生(乱杭歯)
  • 上顎前突(上顎が出ている・出っ歯)
  • 上下顎前突
  • 下顎前突(下顎が出ている・受け口)
  • 交差咬合
  • 開咬(奥歯は噛んで前歯が開いている状態) 一部が咬合していない状態
  • 過蓋咬合(深く噛み込んでいる状態)

実際には上記の不正咬合が組合わさったものが多いのです。

上顎前突の治療方法
上顎前突( 出っ歯)の矯正治療方法は、年齢によっても違いがあります。  それは、成長があるかどうかで全く違いがあるのです。
成長は、徐々にゆっくり成長する時期と、急激に身長・体重の増加のある成長する時期とがあり、その時期を第二成長期といいます。
成長期の場合は、下顎の成長を期待し、さらに成長を促します。遺伝的要因によってその量に差があります。(成長は、セファロ分析、遺伝的観察から予測します)。下顎の成長を期待し装置で促し結果、上下顎の差を少なくするのです。
一般的の方は、上顎前突は、上顎が出ているから後退させると考えがちです。これは、ヘッドギアなどで上顎にかなりの力を常時(24時間)かけ続けなければなりません。子供場合、すべての歯が萌出するまで長期間付け続けなければなりません。途中で止めてしまうと後方の歯が萌出するする際に前方の歯を押し戻ってしまうのです。少しは、協力ある患者であれば後退すると思いますが一般的にには不可能なのです。(そこまで協力ある患者様に遭遇する事がほとどないのです)実際、期待ほど効果がてないのが現実的です。成人の患者様なら更に期待できないでしょう。しかし、ここ数十年、矯正用インプラントアンカレジを使用する事で可能な場合が出てきました。
次回におとなの上顎前突の治療方法について説明致します。

ヤマダ矯正歯科を参照ください