2022年6月9日衛生士専門学校講義4回目

本日、2022年度 衛生士学校講義4回目の講義は、矯正治療における診断に必要とする資料採得の意義と採得方法、抜歯、非抜歯の診断に重要なセファロ分析を含め歯科矯正治療診断についてです。

近年、さまざまな装置が開発発表されていますが、その装置は単に歯を動かす道具に過ぎないのです。

まず、それぞれの歯をどこに移動すべきかが大事なのです。この後に装置の特性など考慮してさらに歯の移動位置の調整が必要なのです。

まず、矯正診断する場合、矯正歯科治療の対象になる不正咬合状態を確認し各資料(セファロ、パノラマ、CTなど)の情報を知ることの重要性について話します。

各歯牙がどの様な状態なのか、どの位置にあるのかを知るためには歯列模型、セファロ、パノラマ、CTの情報は欠かせないのです。その情報から骨格の状態が、上顎前突、下顎前突、上下顎前突、開咬、過蓋咬合、偏位を判断するのです。また、その原因も推測する必要があります。

治療予測、計画を立案するためには、必ずセファロなどのX線から得た骨格的情報と、模型からの個々の歯の情報が必要であり、それらの情報を統合し、矯正治療における抜歯、非抜歯の判断するのです。

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