2017年歯科衛生士専門学校歯科矯正学講義2回目

2017年衛生士学校講義2回目、本日の講義は成長・発育についてです。

成長は、大きさの増加を示し、発達は成熟に至る形態と機能の変化を意味し、発育は、成長と発達の両方の意味を示します。顎顔面の成長の時期を知ることは、歯科矯正学、歯科矯正治療に重要です。成長には、一般型、神経系型、性器型、リンパ型の4つに分けられます。

顎顔面骨格の成長は、風船のように全体的に大きくなるのでなく脳に近い上顎は、下顎よりも早く成長します。下顎は、第二次成長期、身長が急激に伸びる時期に同じく成長します。

また、歯列の成長については、歯科矯正治療、歯並びの変化を知る上で大切なのです。乳歯から永久歯と生え変わる時、一般の方は、大きな永久歯が生えるのでよりガタガタになると思っている方が多いのです。しかし、歯が萌出する土台となる歯列は、成長と共に前後左右に大きくなるのです。

成長時期に不正咬合を放置することで不正咬合を更に悪化することが多いことは事実です。例えば、反対咬合(受け口)など歯科矯正治療をせずに放置することで更に悪化し下顎が出た顔になってしまします。

本日は、成長時期の歯科矯正治療が大事な事を講演致します。

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