成長を話しする時にスキャモンの発育曲線を引用して話します。その曲線は、20歳時点での発育を100(%)としたときの成長パターンを一般型、神経型、生殖型、リンパ型と分けて説明できます。
一般型は身長や体重などの成長についてであり徐々にゆっくり成長する時期と、急激に成長する時期とがあり、その時期を第二成長期(第二性徴期)といいます。
その第二成長期の場合は、一般型に含まれる下顎の成長を期待し、さらに成長を促します。遺伝的要因によってその量に差があります。(成長は、セファロ分析、遺伝的観察から予測する必要があります)。下顎の成長を期待し装置で促し結果、上下顎骨格の差が少なくなるのです。一般的な考えとしては、上顎前突は、上顎が出ているから後退させると考えがちです。実際は、患者のコーポレーションなどすごく難しいです。
あと、歯列の成長、歯の萌出についても講義いたします。
顎顔面頭蓋の成長発育を予測することは不正咬合の予防にもつがります。