日本歯科医師会は、「基本的な歯の磨き方」や「歯周病」などのみならず、「歯科衛生士のお仕事」「食育」「矯正歯科治療」など、歯科に関係のある多くのテーマに関する動画を「日歯8020テレビ」で配信しています。下記リンクからスマホでもパソコンでも見ることができます。
今回のテーマは「歯科衛生士のお仕事」です。日歯8020テレビには、他にもたくさんの動画がアップされていますので是非見て下さいね。
カテゴリー: 歯科学会関連記事 (page 3 of 6)
本日、歯科衛生士国家試験前の対策講義です。実際、国家試験なんで今まで勉強、実習し積み重ねてきた結果なんです。本年度の学生全員、真面目で熱心ですので、私が教えた学生は全員合格して欲しい思いです。本年は、3月6日にその国家試験があり3月28日にします合格発表があります。
本日の講義は、歯科矯正学に関わる全般的な講義を致します。矯正治療にて歯に力を掛かけると歯及び歯槽骨の変化が起り、その結果起こる生体反応やその用語、矯正治療に使われる装置、器具の名称、作用機序については講義します。また成長発育について大切なセファロ分析、不正咬合の分類についても講義致します(^o^)
2年前より厚生省より認可され健康保健に導入された歯科矯正用アンカースクリューについては、今年は大事な内容と思いです。
衛生士学校の学生さん国家試験頑張って下さい。
本日、近畿東海矯正歯科学会評議員会が、岐阜で開催さます。数時間の会議に岐阜まで行くのは結構辛いですね〜❗️
しかし、本年度6月に開催された学会の決算、反省などの報告
昨年教えた学生が来年3月卒業になります。国家試験対策は、来年に1月に講義しますが、本日は、歯科矯正学を復習も兼ねて幅広く全体的に講義する予定です。内容は、成長発育、不正咬合の分類、セファロ分析を含めて矯正治療の診断、治療目標、症装置などの可撤式矯正装置、エッジワイズ装置を含め固定式矯正装置、保定装置、矯正治療に使う器具、習癖などかなり多くの内容になりますが、頑張って聞いてもらいます❗️
下顎前突( 受け口)の矯正治療方法は、年齢によっても違いがあります。 前歯部(前歯)が反対咬合で低年齢であれば、夜間のみ装着する簡単な取り外しできる装置で治療が出来るのです(前歯の逆被蓋は早期治療がベスト)。実際、反対咬合は早期治療が望ましいですが、患者本人が、治療を受け入れない場合は良い結果が得られないことが多いのです。例えば、3才児の幼児に無理矢理装置を装着してもほとんど装置を装着してもらえなず、協力得られない場合、良い結果が得られないのです。治療の説明を聞け、自分で装置を装着できることが大事なのです。治療を目的にされた装置ならば確実に反対咬合は改善します。反対咬合は、成長期にそのまま放置することで徐々に悪化します(下顎が大きく前方に成長してしまう)。成長期前には、反対咬合を改善する事が望ましいです。下顎の成長が完全に終わり過度に下顎が成長し大きくなりと、上下顎の差が大きくなり、通常の矯正歯科治療だけでは改善できなく、Ope(手術)の併用が必要になるのです。
成長は、徐々にゆっくり成長する時期と、急激に身長・体重の増加のある成長する時期とがあり、その時期を第二成長期といいます。その成長期までには反対咬合を改善する事が望ましいです。
遺伝的要因によってその量に差があります。(成長予測は、セファロ分析、遺伝的問題は、問診票、御両親を観察し予測します)。下顎の成長を予測する事は大事なのです。
反対咬合は、遺伝的要因も大きな原因の一つです。その遺伝的原因もあり、反対咬合を成長期まで放置した場合、将来オペを併用した矯正治療が、必要になる可能性が大きくなります。
今日の衛生士専門学校の講義は僕でなく💦ヤマダ矯正歯科の衛生士さんたちによる専門矯正医院における衛生士の役割、矯正装置の説明、MFTの講義、実習を行って頂きました。私の想像以上にうちの衛生士さん、講義上手いわ😅❗️
MFT実習もありがとう😄
2015年度、今年で7回目となりますロッキーマウンテンモリタが開催する矯正セミナーの開催が始まりました。このコースは、2015年9月から来年の2月まで計6回のコースです。
私の講義する内容は、早期矯正治療の必要性についてです。最近、セカンドオピニオンでこられるお子さんの中に、矯正治療が必要でないと思われる子供が、矯正装置をつけているのを見ることが多くなってきています。
なぜ、そのようなことになっているのか?
患者である子供が流行りとして装置をつけているのか?
そんなことはないと思う❗️
そのようなことにならないように多くの歯科医師にセミナーを通して子供の矯正治療の必要性、経過観察の必要を理解していただきたいと思います。経過観察がなぜ必要なのかは、成長期であり、乳歯から永久歯に生え替わる場合、途中歯並びが乱れた様になる時期があるのです。その時期は、経過観察し、歯の萌出が正常に替わっているか経過を見るだけで正常な歯列になることが多くあります。当然、異常が起こればその時から矯正治療を始めれば良いと思う。成長期の子供の自然な成長による歯列の拡大はかなりあるのです。
そのため矯正治療が、どのよう状態の時に必要なのか判断、診断が大事なのです。
朝日新聞が発行している『月刊ジュニアエラ』小中学生のためのニュースマガジンに日本臨床矯正歯科医会の記事が掲載されていました。
矯正歯科治療の啓発に良いことですね、雑誌の内容もなかなか現代の世相を分かりやすく解説しています。
月刊誌ジュニアAERA
http://publications.asahi.com/ecs/68.shtml
2015年7月MBSで放送された「子供に対する不適切な矯正治療について」は大きな反響をよび、日本臨床矯正歯科医会にはマスメディアの取材が続いているそうです。その中で日本臨床矯正歯科医会は、安心して治療を受けるための6つの指針を以下のように提言しています。
1. 頭部X 線規格写真(セファロ)検査をしている
2. その他の必要な精密検査を行い、それを分析・診断した上で治療をしている
3. 治療計画、治療費用について、治療前に詳細に説明をしている
4. 治療中の転医やその際の費用精算まで治療前に説明をしている
5. 常勤の矯正歯科医(日本矯正歯科学会認定医や専門医)がいる
6. 専門知識のある衛生士・スタッフがいる
このような簡単な判断基準で矯正歯科治療の受信先を選択されるのが安心して治療を受けることのできる大前提だと考えられています。
詳しくは日本臨床矯正歯科医会ホームページもご覧ください。
今日の講義は、歯を動かす矯正装置について講義致します。
可徹式矯正装置・固定式矯正装置歯の種類、使用方法や利点・欠点など詳しく講義する予定です。
矯正装置には、可徹式矯正装置・固定式矯正装置歯があり年齢や治療方法、用途によって使い分けます。当然、低年齢の患者には可徹式が使用されることが多いですし、大人の患者様には、固定式のエッジワイズ装置(マルチブラケット装置)中には舌側矯正装置(リンガルアプライアンス)になります。成長期の患者様には、機能的装置(バイオネーター、FKO、アクチバトール,ビムラーアダプターなど)を使用し過蓋咬合患者の成長期に,成長変化を利用して顎の形態や顎関係を改善します。場合には、顎外固定装置(ヘッドギヤー,オトガイ帽装置,上顎前方牽引装置)を使用し、過蓋咬合、上顎前突、下顎前突などの咬合関係を過度の力を利用し骨格の改善を行います,本日は、写真などを見ていただき、実際の症例の治療前後、さらに様々な装置について講義致します。
これまで小児のう蝕に有効と考えられてきたフッ化物の応用ですが、近年成人から高齢者にも推進する動きがみられるようになっています。どちらかというと現在の高齢者歯科の関心は誤嚥性肺炎をはじめとした口腔ケアに重点がおかれ、むし歯の予防は置き去りにされている感がありますが、歯を健康な状態で残していくにはこのようなフッ化物の応用も重要ではないでしょうか。
また、矯正治療を受けておられる患者様は複雑な矯正装置を装着しておられますのでブラッシングと、フッ化物洗口の励行によりむし歯を予防出来るようお奨めさせて頂いております。
フッ化物につきましての詳しい情報は…
●株式会社モリタ様の商品オンラインカタログ
●ライオン歯科材株式会社のホームページ
http://www.lion-dent.com/dental/products/
日本歯科医師会が1993年から実施しているキャンペーンで、 『ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー』が開催されます。今年で22回目になるこのキャンペーンでは
各界の文化人・著名人も選ばれる年に一度の大きなコンテストです。「とびっきりの笑顔」の写真を撮って応募すれば豪華景品があたる?かも…詳しくは日本歯科医師会、ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2015スマイルフォトコンテストオフィシャルホームページをご覧ください。
<オフィシャルサイト>http://bestsmile.jp
<公式Facebookページ>http://www.facebook.com/bestsmile.jp
今日の講義は、歯がなぜ動くのか?歯牙移動をテーマとして講義致します。
歯は、押される側に圧迫され歯根膜が薄くなり破骨細胞が活発に反応し骨が吸収されます。また、その逆側で歯根膜が牽引され歯根膜が拡大し造骨細胞が骨の添加を起し歯が動きます。歯を動かす場合どんな力でも良いわけではありません。強すぎる力では、かえって歯の動きが悪く、弱すぎると歯が動きません。引き合う歯の動きを歯にかかる力でコントロールしします。これを差動矯正力といいます。歯を動かすには、それぞれの歯に適した力(optimum force)が必要なのです。矯正治療が難しいのは、この差動矯正力を理解するのに時間、経験が必要になるためです。
今日は、患者様と医院にプラスになるセミナーに参加しております。演者の話し方が素晴らしいかったです。患者様のキャンセルについての話がありました。
最近、当医院でもよくキャンセルされる患者様から予約が取れないと言われることがあります。普通に来院されれば問題ないと私は、説明するのですがそれが患者様に伝わらないとの指摘がありました。医院内でも”患者様のキャンセルが増えております。”との案内を受付に提示することが他の患者様のキャンセル率を多くすると言うことだそうです。キャンセルは私だけでないと自分もしても問題がないと患者様がとるということだそうです。キャンセル
2015年衛生士学校講義4回目、本日の講義は、矯正治療における資料採得、セファロ分析を含め抜歯非抜歯の診断についてです。
まず、矯正歯科治療の対象になる不正咬合状態を各資料(セファロ、パノラマ、CTなど)の情報を知ることが大事です。
各歯牙がどの様な状態なのか、どの位置にあるのかを知るためにはセファロ、パノラマ、CTの情報は欠かせないのです。その情報から骨格の状態が、上顎前突、下顎前突、上下顎前突、開咬、偏位を判断するのです。
その骨格的情報と、模型からの乱杭歯の情報を統合し、矯正治療における抜歯、非抜歯の判断するのです。乱杭歯の状態を並べるだけでは前歯が前方に傾斜し口元が突出した状態になるのです。また、不必要な抜歯を行う事で前歯が後退し、口唇部が凹み口元が乏しくなることがあるのです。適切な診断する上でセファロ、CTの診断が大事になり個々の歯の状態を含めできる限り得れる情報を収集することが大事になるのです。
まず、今日授業は、矯正治療の神髄になると思います(^_^)
2015年衛生士学校講義3回目、本日の講義は、正常咬合と不正咬合についてです。
まず、矯正歯科治療の対象になる不正咬合を知る前に何が正常咬合かを知ることが大事です。正常咬合は、個々の歯の並びだけでなく上下顎の歯列の前後的、左右のズレがないことが大事です。
不正咬合は、反対に個々の歯のズレや前後的、左右的ズレある状態を言います。不正咬合の種類に叢生(乱杭歯)、上顎前突、下顎前突、上下顎前突、開咬、偏位の原因の交叉咬合などが挙げられる。
これらの不正咬合を成長期前から放置することで様々な問題が発生することがあるのです。例えば成長期の子どの場合、その不正咬合の問題が助長されさらに悪くなり骨格の偏位にもつながります。いわゆる顎変形の症状です。特に注意が必要な状態は下顎前突、顎偏位です。また、咀嚼障害などアゴか痛くなったり、口が開かなくなったりすることが在ります。
まず、今日授業は、その状態の把握と原因についてです(^_^)
2015年6月21日、第23回日本成人矯正歯科学会に参加しています。
今回の学会では、成人矯正歯科患者様における治療、ホワイトニングなど審美的な内容、MFT(口腔周囲筋訓練法)についてです。MFTは、子供の習癖に対して対応するとが多いと言われることが多いですが、大人、子供関係なく正常咬合を維持する上で口腔周囲筋のバランスは、常に大事なことと考えております。
今回の学会では、
「口腔機能異常と不正咬合の関連について ― MFTプログラムの作成 ―」
「口呼吸が体に与える影響~機能と形態を考える」
など私には、すごく興味を引く内容でした。
2015年衛生士学校講義2回目、本日の講義は成長発育についてです。
成長は、大きさの増加を示し、発達は成熟に至る形態と機能の変化を意味し、発育は、成長と発達の両方の意味を示します。
顎顔面の成長の時期を知ることは、歯科矯正学、歯科矯正治療に重要です。
顎顔面骨格の成長は、風船のように全体的に大きくなるのでなく脳に近い上顎は、下顎よりも早く成長します。下顎は、第二次成長期、身長が急激に伸びる時期に同じく成長します。
また、歯列の成長については、歯科矯正治療、歯並びの変化を知る上で大切なのです。乳歯から永久歯と生え変わる時、一般の方は、大きな永久歯が生えるのでよりガタガタになると思っている方が多いのです。しかし、歯列は、成長し前後左右に大きくなるのです。